＜JICA NINJA CUP マダガスカルのスタートアップのための水波アフリカ財団賞2023＞は、8月3日に首都アンタナナリボでプレゼンテーション大会（ピッチイベント）を実施し、受賞企業3社を決定しました。受賞3社は、水波アフリカ財団から30,000,000アリアリ（約100万円）が授与され、JICAから委託を受けた地元インキュベーターNextA社から6ヶ月間の支援プログラムを受けることができます。
受賞3社は以下のとおりです。
1位：NUTRIX（ニュートリクス）社：昆虫由来のプロテインバーの製造・販売を計画しています。マダガスカルでは栄養不良が要因の発達障害の割合が全国で40％、南部の危機的な地域では48％と言われています。BSFの幼虫を原料とする昆虫パウダーからプロテインバーを製造し、WFP（世界食糧計画）などの国際機関への提供や市販を計画しています。
2位：STCV社：廃棄物の分別、回収とリサイクルを計画しています。首都アンタナナリボでは街角の至るところに、分別されていない状態でゴミの山が放置されています。STCV社は企業との提携で有料でゴミを回収し、また1500人の女性を活用してゴミの分別回収を行います。
3位：JATROJEJÖ（ジャトロジェフォ）社：ジャトロファクルカスという植物の木の実からオイルを抽出し、バイオディーゼル、石けんや炭の製造販売を計画しています。ジャトロファクルカスは北部の荒れ地でも容易に栽培することができ、木の実を当社が買い上げることで農家の現金収入の助けとなります。農業機械用の安価なバイオディーゼルの提供を図ります。
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